幸地隊員による山形村移住ブログ

このブログは2023年4月に千葉県から長野県山形村に地域おこし協力隊で着任した私、幸地(沖縄出身)が移住して経験したあらゆることを綴ったブログです。

思いつきの越冬準備

2023/12/17

雪が積もり始める12月中旬

12月に入りほぼ毎日最低気温が氷点下な日々。

日に日に寒くなることに焦りを感じた私は、家の隙間風対策をすることに。

 

家では石油ストーブをつけていますが、窓からの隙間風が多く、風が強い夜は窓際が寒くなります。

石油ストーブの熱を無駄なく使いたいのと、寒さに危機感を抱き始めたので、窓の隙間風対策を決行。

対策のアイディアを

プチプチを貼るか、

木枠を作ってラップを貼るか

プラスチックボードを貼るか

もんもんと考えていましたが、

施工の楽さと、家にダメージがない方法と復旧の楽さを鑑みた結果、

両面テープラップ作戦を思いつきました。

 

ケイヨーデイツーに走って

両面テープ、養生テープ、マスキングテープ(塗装作業用の太いやつ)、食品用ラップ(断熱材の代わり)

を買いに行きました。

 

施工方法は

窓の外枠にマスキングテープを貼り

(枠に両面テープを直接貼らないのは粘着部分のあとが残るため、マスキングテープをかまします。=家にダメージが残らないための工夫)

マスキングテープの上に両面テープを貼り

両面テープで囲いをつくったら、ラップを貼り

ラップとラップの間は養生テープで埋める   です。

(施工動画を取り忘れてました。すいません。)

 

完成の写真はこちら

       

窓の施工中...?

工事中の現場の窓みたいになっていますが、外見はともかく完成です。

ここは浴室なので中に施工することできなく、外に施工。

これで風呂場の隙間風対策は完璧です。

キッチンの方の同タイプの窓も同じ施工をしました。

所要時間は30分程度。

思いつきで作ってみましたが、生活していてなかなかの性能を実感できます。

寒いシーズンが終われば、剥がして終わりで楽です。

 

スタッドレスタイヤに続き、これで冬の備えも完璧なはず。

またまた次回!

松本一本ネギの収穫

2023/12/16

暮れの畑

12月入って毎日寒いです。

自家用でやっている畑に残っている作物は、残るは「松本一本ネギ」のみとなりました。ちょこちょこと収穫して食べていましたが、大規模には収穫していませんでした。

 

植えっぱなしにしていても溶けていくので、この週末に取りきることに。

作業当日は晴れていましたが、前夜からの大雨、また昼過ぎから雨の予報がたっていましたので朝からいそいそ畑に向かいました。

 

今回は収穫に加え、人に渡す用に不要な皮や青葉の所を引ん剝く作業も行います。

「まあ量的に1~2時間で終わるだろう」と踏んでいましたが、

やはり甘かったです。

収穫だけでも見積もりより時間がかかり、さらに皮を引ん剝く作業により時間を取られました。

終わらない作業

youtu.be

4コンテナ分を収穫。皮むきも終えた直後、雨が降ってきました。

なんとかギリギリ雨が降る前に作業が終わり、安堵したのも束の間、

段ボールに詰める作業を家に戻り玄関先で行いました。

 

全ての作業が終わった時にはもう夕方になっていました。

疲労感と達成感で体はくたくた。

農家さんはこれを毎日と思うと、やはりすごいとしみじみ思いました。

突然の秋の収穫

2023/10/14

さつまいも

更新が滞っておりました。誠に申し訳ございません。m(__)m

 

9月から10月頭にかけて、業者さんと村内の空き家調査に入っておりました。

具体的な数字は集計中ですが、村内の空き家は体感増えている気がします。

 

ところ変わって、10月に入り山形村も肌寒くなってきました。

9月いっぱいまでは、昼も夜も暖かい(むしろ日中は暑い)気候でしたが、10月に入った瞬間!肌寒くなってきました。

実際、10月からは日の最低気温が10℃を切りはじめました。

朝、夕は肌寒いと言うか寒いです。※個人の体感です。

 

9月いっぱいまでの自分の心境は

9月でまだこの暖かさ、信州の冬は思ったほどかもしれない。

と余裕こいてましたが、

10月に入った自分、

「急に寒くなってきた,,,これからより冷えるのか!?すいません余裕ぶっこいてごめんなさいいい!!」

という感じです。

 

さてさて、タイトルにもあります通り、寒くなってきてびびって秋の収穫を行いました。

畑で生き残っているのは

・松本一本ネギ

・さつまいも(シルクスイート

・バジル

・島トウガラシ

・鷹の爪

・ヤーコン  たち

 

今回は、さつまいもの収穫です。

 

さつまいもは苗を植えてからの管理が比較的楽でした。

というかほぼ管理していない。

畝を立てて、マルチを敷いて、苗を植えただけです。

本来は「ツル返し」をやったりするのですが、手がまわらなくやっていません。

 

私のさつまいもはツルは立派にもりもり育っていました。

が、聞くところによると、ツルだけ立派で、いざ掘ってみるとイモはちんまり。

なんてこともあるみたいで、少しソワソワしていました。

掘るまでが分からないのが地のもの。

 

ツルを鎌で切ってどかし、マルチをはいで掘ってみると、、

豊作のイモ

もりもり出てきました!

豊作です!

タイトルの写真のとおり、5.5コンテナ分が収穫できました!

 

収穫後はすぐ食べずに2週間以上冷暗所で寝かします。

甘くなるそうです。

何個かおばけサイズのイモが収穫できました。

畝の端っこのイモがおばけサイズぎみになっていました。

収穫適期をすぎると大きくなるみたいです。

干し芋にでも加工しようと思います。

 

次回はちゃんと収穫適期に収穫しようと決めました。

 

 

 

冬に突入=スタッドレスタイヤ交換

2023/12/3

スタッドレスレスタイヤ交換

じゃんずらの更新から大分時間が空いてしまいました。

9.10.11月とトピックスがあるので、ぼちぼち更新して行こうと思います。

 

さて、12月も中旬に入り、寒さも本格的になってきました。

11月後半から日の最低気温が0℃をちょこちょこ切り始めて、

12月に入ってからは連日最低気温は0℃を切っております。

(-2℃前後くらい、日の最高気温は10℃前後)

こうなって来ると朝、出勤しようと家を出ると

車のフロントガラスが凍っています。

エンジンをかけて暖房をつけて、凍ったフロントガラスを溶かして出勤が、ルーティンになってきました。(寒い地域の日常ですね。)

 

雪はみぞれっぽいものが降りましたが、がっつりの雪はまだまだ全然降っていません。

むしろ雨が多い印象です。今年は例年に比べるとまだ暖かい12月なのかもしれません。

 

ところで、寒くなるにつれて、11月から私は不安を抱えていました。

そうです。スタッドレスタイヤの履き替えです。

山形村に来る以前は千葉県の房総半島にいましたので、スタッドレスタイヤの経験がありません。

業者に頼もうと思っていましたが、役場職員の方にその話しをすると...

「みんな自分で履き替えるんだよ。」

カルチャーショックでした。確かに毎シーズン業者に依頼していたらお金がかかります。寒い地域ならではのことだと、しみじみ思いました。

 

タイヤの履き替えは教習所以来の私は、自分でできるか不安だったので、役場の公用車の履き替え作業をお手伝いして要領を学びました。

 

要領が分かれば早速挑戦!

使用する道具は、

・トルクレンチ

・ガレージジャッキ

・車載工具のレンチ

・養生テープとマジック(夏タイヤ前後輪の区別用)

スタッドレスタイヤ

 

トルクレンチとガレージジャッキとスタッドレスタイヤ(ホイール付き)はAmazonで購入。

活動で使用している、軽バンエブリィのスタッドレス履き替えに挑みました。

(奮闘している作業動画は下記になります。)

youtu.be

 

ポイントは最後のトルクレンチでの締め付け。

エブリィの締め付けトルクを調べて、85Nと分かったので適正な力で締め付け。

(タイヤが走行中外れたらおっかないと思ってちゃんと調べました。)

 

作業時間的には1時間くらいだと思います。

作業後は移住してきた実感がより強まりました。

夏祭り山形じゃんずら 祭りレポ

2023じゃんずら花火(最後のラッシュの花火です)

8月も下旬に入りました。お盆が過ぎても山形村では暑い日が続いています。一方で、最近は夕立が凄かったです。沖縄のカタブイを思い出します。

 

さてさて、山形村では8月14日にビックイベントが開催されました。

そうです。です。

山形村夏祭りは「じゃんずらがタイトルです。今年は第39回開催。

由来は「~じゃん?」と方言の「~ずら(~だよね?)」をくっつけた言葉だとか

(間違っていたらご指摘お願いします!!!)

 

開催は4年ぶり!!

 

当日の天気予報は台風の影響もあり開催前日まで、不安定な予報でしたが、

開催日は目立った雨や風もなく開催されました。

会場の準備風景(雲が広がっています。)

グラウンド中央の舞台(じゃんずらの象徴の飾りにやまっちがいます)

じゃんずらのメイン会場は農業者トレーニングセンター(通称:トレセン)の真向いにある、野球場グラウンド。

上の写真は、グラウンドでの準備風景です。グラウンドの中央に踊りの中心となる舞台があります。

グラウンドの北側にある夜店(屋台レーン)

グラウンド南側にある商工会の屋台レーン

当日、13時ぐらいに会場を見に行くと出店の準備が進んでいました。
私は午前中、小学校のグラウンドで来場用の駐車場設営(白線引き)のお手伝いをさせていただきました。

結構なキャパシティの駐車場を作りましたが、役場の職員さん曰く「全部車で埋まるよ」とのこと。じゃんずらの地元人気をうかがえます。

 

じゃんずらのプログラムは、

16時  から夜店と会場オープン
     各種イベント開催
19時  から開会セレモニーとじゃんずら音頭スタート
20時15分から花火大会 です。

16時すぎ、会場がオープンひとがゾロゾロと増えてきています。

私は18時過ぎに会場に赴きました。

すごい人です!

じゃんずら会場(じゃんずら音頭時)

屋台での行列

とにかく、人がすごく多かったです。やはり夏祭りは活気があっていいもんです!

屋台もすごい行列でした!

一枚目の写真はじゃんずら音頭の時の写真です。

自由参加でみんで踊れます。下はじゃんずら音頭の歌詞です。

じゃんずら音頭とは盆踊りのことです。

じゃんずら音頭 歌詞

私は商工会屋台で長いもポテトフライを購入しました。

長いもポテトフライ(ほくほくのり塩味でおいしい)

長いもポテトフライを食べ終わると花火大会がスタートしました。

花火が始まると会場のグラウンドのナイターが消灯します。

美しいじゃんずら花火(写真技術がなくてすいません)

最後のラッシュは圧巻です!

打ち上げ近くで花火が見れるので迫力があります!

 

21時近くに花火がおわりました。

夏祭りじゃんずらを楽しみました。

山形村の夏

サラダ街道から見たなろう原
(夏らしい景観で美しいです。ノスタルジックで切なく心がキュッとなります。)

7月が過ぎて8月に突入しました。7月に入ってから暑い日が続いています。

連日真夏日です。

さてさて、「真夏日」や「猛暑日」と連日ニュースでよく聞きますがしっかりと言葉の定義があります。

 

気象庁によりますと

その日の「日最高気温」で

〇35℃以上を観測すると=猛暑日

〇30℃以上を観測すると=真夏日

〇25℃以上を観測すると=夏 日

〇 0℃未満を観測すると=真冬日 と定義しています。

 

今年の山形村では

6月からチョコチョコ「夏日」の日があって~

7月に入ると連日「真夏日」で、1回か2回「猛暑日」があって~

のような気温です。

 

去年のデータを見ると

8月も連日「真夏日」で、2回か3回「猛暑日」があって~

のようです。

 

ようは暑いです。長野県は全体的に夏でも涼しいイメージがありましたが、暑いところは暑いみたいです。

ただ、

私の体感ですが、以前仕事で住んでいた千葉県館山市や出身の沖縄県と比べると湿度をそこまで感じません。

山形村の実測データだとこの時期の湿度の平均は約60~70%です。)

(千葉県館山市沖縄県も海に面した地域です。(沖縄はどこ行っても海に面しています。)ようは夏場は海風でムワっと湿度を感じます。)

なので、暑いですが(海辺の地域と比べると)湿度を感じないので若干涼しく感じます。

流石に直射日光を浴びると刺すような暑さを感じますが、日陰に入ると涼しいです。

※あくまで個人の体感です!

 

私は約6a程の畑をお借りして野菜を育ててますが、この時期の日中の作業は体にこたえます。(日中畑にでている農家さんはすごい!!)

なので、日の出の朝5時ちょっと前から7時ぐらいまで

    日の入り前の17時くらいから19時くらいまで

    (上記時間を勝手にボーナスタイムと呼んでいます) 

    に畑に行っています。(日を避けるため)

 

あと夕立が多いのが印象的です。

日中、からっからに晴れて雨雲なんて見当たらないのに

夕方になると急に

外なのに「エアコンでも着いたかな?」と思うほど冷たい風が吹いて

でっかい雨雲が空を覆ったと思うと

ドカドカ大雨が降って、雷が鳴って、パタッと止みます。天気がよめません。

 

村内のいろんな人にお話を聞くと

この暑さも8月のお盆を過ぎると涼しくなってくるようです。

しばしの辛抱ですね。

 

連絡班に加入

さてさて、最近自分の畑も収穫の時期を迎えております。

基本は雑草との闘いですが、収穫は楽しいですね!(量が多いと収穫も大変ですが)

血と涙の結晶たち

前回の記事では、消防団の入団について書かせていただきました。

畑の記事に集中していましたが、山形村での生活記事も充実していきたいと思います。

 

私は、6月に消防団に続き、地域の自治会に加入しました。

 

山形村では自治会のことを「常会(じょうかい)」と呼称するようです。

 

また同時に「連絡班(れんらくはん)」と言う言葉もよく耳にします。

双方の意味としては、調べてみますと

 

「常会」は昔からある地域のコミュニティ(自治組織)

「連絡班」は役場が地域コミュニティを円滑に進めるために設定した枠組み

     もともとあった「常会」に被せる形で設定した。

 

のようです。(間違っていたらすいません)

「連絡班」では、もしも災害が発生した場合「連絡班」の連絡網を使って安否確認を行ったり、持ち回りで地域のゴミステーション(ゴミ捨て場)の清掃管理を行ったり、その他にも地域のイベント行事を行ったりと生活に関わる機能を有しています。 

 

村内で生活していると、会話の中で、人によっては「常会」を使っていたり「連絡班」を使っていたりと皆さん様々です。

日常では「常会」と「連絡班」を別の意味として使ってないようなので、

「常会」≒「連絡班」でよい思われます。   

 

ここでまとめますと

「一般的な自治会」=「常会」≒「連絡班」

ですね。

 

連絡班の簡単な組織図は

 

       地区

        ↓

      各連絡班   です。

 

連絡班の集合が地区になります。

なので私が住んでいる下竹田地区にも23個の連絡班が存在します。

 

また、

地区には区長・区長代理・区会計の三役配置があります。

連絡班にも連絡班長・連絡班長代理・班会計の三役配置があります。

上記三役の他にも地区や連絡班には「役」があるそうです。

 

さて、連絡班加入に際してですが「入会金」があります。

 

加入時、支払うお金の全体イメージは

 

「地区への入会金」+「連絡班への入会金」=初回費用

以降「班の活動費(言葉があってるかは分かりません)」を月1回徴収 となります。

 

私は下竹田地区に住んでいますので、下竹田地区の入会金と連絡班への入会金がかかると考えておりましたが、

加入の際、下竹田区長さんから「下竹田地区は現在入会金を徴収していないよ」と告げられました。

 

なので、私の加入の際のお金のイメージは

「下竹田地区の入会金 0 円」+「連絡班への入会金 5万円」=5万円(初回費用)

以降「班の活動費=1500円/月」となります。

※注意!地区への入会金、連絡班への入会金、班の活動費は住む地域によって金額が異なります!

また、入会金の補助が役場から出ます。補助率は50%(上限3万円)です。

なので、私の場合、5万円のうち半分の2万5千円が補助されます。

 

という感じですね。

 

自治会加入自体、自分の人生で初めての経験です。分からないことが多くありました。

加入を考えてる方へのご参考になればと思います。

 

以上